Tomoyoshi_satou’s blog

東京都在住/4〜12歳までの運動指導者/思考する子どもを育てる指導に定評/Wonder Point-Bees事業部長

2019/2/8 セサミ 大船店 (金) ボール運動

前半年中長クラス2名、後半小学生クラス5名

 

前半は次年度に年中さんの最近入会した子と、小学生になる子という変わった組み合わせ。

 

ボールでテンションが振り切って楽しく活動している中で、突然「2人で今の運動してごらん」そのまま5分間眺めるだけ。

 

いきなりの事と、慣れていない両者は緊張と突然のことでパニック。思考を停止させてた。

5分間会話が無く、さっきの振り切ったテンションは跡形もなく消えた。

 

その後、長く続いた沈黙を指導員が破り、2人でのやり方を説明し始めたところで上の子が「お母さんのところ戻りたい」と泣き出した。

 

なんとここで彼の脳みそがフル回転したのだ。我に帰ったとも言えるが。

 

指導員「戻っても良いよ!

             あれ、お母さん今何してる?」

子ども「電話してる(立ち上がりつつ)」

指導員「どうする?」

子ども「え…(座り直しながら)」

指導員「忙しい時に行くとどうかな」

子ども「うん…(泣き続けてはいる)」

指導員「ね…あ、電話終わったね」

子ども「今、戻る」

 

今までお母さんや先生、指導員に言われてきた事がフル稼働して対応してる事がよくわかる。

そしてただ泣いているだけではなく、指導員と共に泣いて思考しながら戻るタイミングを導き出したのだ。

2019/2/7 放デイ(木)

個別指導と小集団を2時間かけて指導する

 

元々は色々な運動経験をさせていたが、最近の小集団指導では日課のプログラムとメイン種目という組み立て方をしている。

 

日課では褒める事、指示を短く、たたみかける様な指導を普段より更に意識して進めた。

 

発達の遅れや、多動であったり、ダウン症の子どもなどで作られた7人の小集団で行なった運動。

 

3人と4人で分かれて、交互にランや、スキップ、動物歩きなどをしたが、待ってる組はみんな体操座りができるし、スタートは指導員の指示を待てるそんな日課のこなし方がみんなできる。

 

意識したのはたった2つである、褒める事と短い指示だ。

2019/2/6 セサミ大船店(水)ボール指導

人数の少ない2クラスを指導。

欠席者も出て年中長クラス2名。小学生クラス3名と寂しさすら感じられそうな程である。

 

前半の年長クラスで手や足で股の下を通したり、投げてキャッチなどを行うと、集中してるという捉え方をするならば良いのだが…

 

非常に静か。

 

どこまで集中してられるかなと思いそのままにしていると「約10分」という長さ。

去年のすぐに飽きてグダッていた姿からは想像もつかない程に集中力が増し、粘り強さも伸びている。

 

一回のミスで諦めるような子がこんなにもできるようになる。人数が少ないからと手をかけた訳ではない。

子どもが復活できたときに「自分で戻ってきたね。素晴らしい」と常に声をかけてきた結果だ。

 

先生と子どもの信頼感がなせる技なのだ。

2019/2/5wgk鉄棒&トランポリン

今年度最後の鉄棒という事で、目標は逆上がりを完成させる所だ。

 

先月入会した子であろうと目標はそこに置く。

追いつこうと努力する事に意味がある、出来なくともついて行く為に頑張れた事を褒めてあげるようにしたい。

 

1年かけて様々な運動経験をしてきた子たちなので、少しずつ形にはなっている。

 

先生の膝に片足を乗せ、蹴り上げ逆上がりを成功させた子が2人。空中逆上がりがほぼ出来てる子が2人、鉄棒の恐怖と戦ってる子が1人(先月の新入会)。

 

去年より飛躍的な成長を見せているのはただ身体と脳が成長してるからなのか、学校でもがむしゃらに動くようになったからなのか。

2019/2/4 窪町小体育塾マット1週目

4回コースの1回目だが、年度末が近いので全体的に能力が高く感じる。

 

今回は1人で怪我なく補助なくガンガン練習できる環境を作る為、前転を頭の後ろからつけるように回らせることを徹底。

 

勢いがあれば頭のてっぺんをついて回っても怪我をしないが、勢いをつけられなかった場合を考えての指導にした。

 

立ち上がる時に手をつけない事ができればさらに良いのだが、できなくとも怪我はしないので出来てる子を褒めて進める。

 

15人中14人が安全な美しい前転を成功させた。

後継者を育てる為に

運動指導者だけに関係する事ではないが、自分の場を引き継ぐなどで後輩が入る場合がある。

そのクラスにある決まった流れなどは真似してもらえるとして、個別での対応やその人の個性がそこにマッチする為にはどこまで伝えるべきなのか。

基本はメインとサブで入り、役割を交換し馴染ませるのが一般的のように感じてはいるがイマイチ飛び抜ける感じがしない。

確かに安全策ではあるが、これだと引き継ぐ人間が突然の出来事へ自らが考えて対処する力が養われないように思う。

欲張るようだが、安全かつ上手い具合の対処力を鍛える引き継ぎ方は無いものだろうか。

鉄棒指導の一例

発達に遅れがあったり、集中する力が弱いと運動で思ったように結果が出ない事がある。

 

今日試した事は面白い事を取り上げ、とにかく褒め気持ちを高ぶらせる指導をした。

 

気持ちが抑えられなくなる事でレッスンの回りは悪くなるが、先生への信頼はあるので個別で呼べば運動をこなす。

 

逆上がりに苦手意識があると段階的な優しい指導すら身が入らない。

そこでに気持ちの高ぶりを混ぜるとがむしゃらに力を発揮するので、良い運動経験が作られ、5名中2名逆上がりの形を身に付ける事ができた。

 

レッスンの形を気にするか、子どもの運動能力向上を気にするか、どちらも悩ましい部分ではあるので一例として。

 

 

プログラム

・鬼ごっこ

・綱引き

・斜め懸垂

・台に足を乗せ逆上がり

・逆上がり